石材の製作加工は、大まかに次のような流れになります。
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現在、日本の建築で使われている石材は90%以上が外国産の石材です。ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、中国と世界各地で産出されています。関ヶ原石材では専門のスタッフが買い付けを行っています。
石材の採掘場は丁場と呼ばれます。
石の種類によって、丁場の表情もさまざまです。

渓谷みたいですが、石の柱です。

大きなチェーンソーで石を切り出します。

大理石丁場例
地表面は土が覆っています。

ミカゲ石丁場例
人が小さく見えます。

海上輸送
購入した原石は全てコンテナに入れられコンテナ専用船で運ばれます。
日本に着くまでにアジア各国で2週間、ヨーロッパでは1ヶ月、ブラジルからは2ヶ月かかります。

通関
コンテナ船で世界中から運ばれた原石は名古屋港に陸揚げされます。
原石1個の重さは15~20トンになります。

国内輸送
名古屋港から関ケ原まで1日2便。重量運搬専用トレーラーで運びます。

大理石は雨に弱いので、屋内に保管します。

ミカゲ石は色や産地毎にまとめて外部で保管します。
加工手順は①原石を板状に加工する②表面を仕上げる③きめられた寸法にカットして、詳細加工を施す三工程が基本です。

ミカゲ石は鉄砂と石灰水を混ぜた液体をかけながら4mm厚の鉄板を往復させて、摩擦で板に加工します。硬いので切断するのに72時間(約3日間)かかります。

ミカゲ石用ギャングソー

セッティング前のミカゲ石の原石
大理石はミカゲ石と比べると柔らかいので、ダイヤモンドのチップをつけたノコ刃を水をかけながら往復させて切断します。



通常とは違う石厚の厚い形状で製作される材料を切断する機械です。
回転している刃の直径は3.5Mもあります。
これほど大きな石用丸鋸は、日本国内では珍しいものです。

工業用ダイヤを埋め込んだワイヤーを高速で回転させて、石材を曲面形状に切断します。
丸柱や曲面壁をつくる場合に活躍します。
本磨き、水磨き等の磨き仕上は自動研磨機で行われ、仕上のツヤに応じて目の粗さが違う砥石を使用し段階的に表面の凸凹を均していきます。

仕上げ風景

各粒度の砥石が回転し、研磨している様子
JP仕上と呼ばれているこの仕上は、ミカゲ石に1800℃程度の高温の炎を当て表面をはじけさせて、微細な凸凹をつくります。その後、硬質ナイロンブラシで研磨して破片を除去します。

火炎が当てられ、表面がはじけています。

ナイロンブラシで表面をポリッシュします。
大理石は色調や模様の変化が特徴ですが、そのままの施工ではその美しさを活かしきれません。
また、自然素材特有の不均一な部分もあります。
墨出は磨き板と割付図、製作伝票を見比べて、全ての石、一枚一枚に番号を振り付けていく工程です。
模様を連続させたり、色調を統一したり、不具合部分を避けたりして、実際の壁面で大理石の美しさが引立つように指示をします。


丸鋸(まるのこ)切断
大きな板を製品サイズに切断します。
ダイヤが埋め込まれた刃(ブレード)で水をかけながら切断します。

詳細加工:手磨き
曲面形状や細かい部分は手作業で研磨します。

ポリシン
自動研磨機で研磨できない部分の研磨をします。
砥石を石面に押さえつけるときの微妙な圧力の調整が、ベテランの技です。

手磨き加工
曲面形状や細かい部分は手作業で研磨します。
硬いミカゲ石のツヤをいかに美しく出せるかが作業者の力量にかかっています。
製作の終わった製品は施工部分毎にまとめて梱包します。
運送途中で汚れないようにきっちりとビニールでカバーリングをして、全国の工事現場に発送されます。
