Column

社長の一石

2018. 8月

繁忙期こそ皆でモニタリング

開催まで2年を切ったオリンピック、それに間に合わせようと様々なプロジェクトが進んでいます。我々にも職人不足が懸念される繁忙期が目の前に迫ってきました。

 

その前哨戦とも言える製品の手配が、工場にも集中してきました。この半年、全部の工事工程をいかに上手く組み合わせていくかが1つの課題です。特に職人手配の前に製品手配ですから、その緩急順序の判断や連携の良さが問われます。

 

図面承認⇒製作伝票手配⇒原材料手配⇒一次加工⇒挽板の墨出し⇒二次加工⇒出荷、といくつもの工程を経ることに加え、その途中で石種・仕上・色目/模様、加工内容などによって、注意すべき要素が複雑に絡み合うのが建築石材の製品なので、クリアすべき項目や手間が、工事ごとに変わります。

 

「うっかり」や「思い込み」と言った起り易いミスにも注意すべきですがやはり、工程間のコミュニケーション不足を一番警戒せねばなりません。現場からの変更依頼が入った時を含めて【イレギュラーな事が発生したら、後工程に伝えるべき事をしっかり・丁寧に伝える】よう意識しましょう。

 

それと、事業部(地域)ごとには、決まった数の職人が施工しているので、基本的に施工能力は一定ですから、事業部ごとに「緩急順序」をどう組み立てているか、その工程を如何に整理整頓した形で工場に手配・依頼していくかも大きな課題です。

 

特に事業部と工場の間に立つ【営業本部の役割は重要】です。10月(下期)から、各工事各製品の工程がどうなっているか見られるシステムも導入する予定なので、生産工程を各担当、各事業部でモニタリングしながら、ベストな判断ができる様にしていきますので、よろしくお願いします。

 

 

2018年 8月