Column

社長の一石

2018. 1月

これからの石種提案

目の前に広がる大自然、友人達との楽しいイベント、それらを写真に撮りLINE等で送ることで、遠く離れた人ともシェアできて、本当に便利で豊かな時代です。また、ドローンで今まで難しかった高い所からの映像も楽しめる様になりました。インスタ映え、と言う言葉も流行りだしていて、正に現代は「映像」の時代です。

 

映像を見る「目」。地球上の生物がその目を持ったのは5億年以上前と聞きました。「目」が誕生したこの時代、生物の種類が劇的に増えたので「カンブリア爆発」と言われます。IT技術で扱える情報量が格段に増えた現代、コンピュータが目を持ち始めているので、第2の「カンブリア爆発」時代になるかもしれませんね。

 

さて、我々の業界をそんな便利な時代の目!?で眺めてみると、何ができるでしょうか。一気に話が小さくなって、厳しい現実感が漂わないようにしたい処ですが。。

 

差当り私が思い描くのは、今手元にある大理石を加工して模様を展開させて表現すると、こんな壁ができあがります、と言ったパース画像をお客様にプレゼンすることです。お客様の建物の壁や床用に、現在は葉書サイズのカットサンプルを提出していますが、実際のサイズの大理石の色合いや模様をイメージしていただくのは難しい状況です。

 

同じ大理石でも、手元50cm前のカットサンプルと5M離れた挽板とでは、見え方は全然違います。また石は天然なもので採掘された場所によって色や模様も変わります。「今回のお客様のプロジェクトで用意できる大理石はこんな表情です」と提案できると、さらにお客様にとって分かり易くなるのではないでしょうか。

 

実は、こういったアイディアは以前からあったのですが、具体的にしていく事に躊躇していましたが、実現していく環境が整ってきたので、動き出したいと思います。我々の業界も時代に合わせて変わっていかないと生き残れない時代ですから
できることから始めるのが大切だと思います。

 

 

2018年 睦月