Column

社長の一石

2017. 11月

「かたい」会社の共通点

弊社のハイドロストーンで技術提携先であるTOTO社が、今年創立100周年を向えられたそうで、日経ビジネスに喜多村社長のインタビューが載っていました。

 

・トイレも長期に渡って使われるものだから、売って終わりでなくメンテナンス体制も整える事で、顧客満足を維持する事が大切。

 

・また、事業をM&Aで切り貼りするのでなく、自前主義の会社であり、短期の規模拡大は狙わず、堅実にやっていれば100年生き残れる。

 

と言った主旨の内容が書いてありまして、読んだ後に感じたのは「大企業のTOTOさんと石屋の私達も、価値観が似ているんだな。」と言う事で嬉しく思いました。陶器も石も硬いから、社風も似てくる?(笑)。

 

それは冗談として、ものづくりをしながら、長い期間に渡って使用されるお客様の満足を追求していくと、自然にそういう志向になっていく様に思います。

 

ウォシュレットは、最初の10年売れなかったけれど、今では海外での評価も高まってきて、累計では4,000万台もの出荷実績があるそうです。「顧客にとって満足につながるものであれば、5年だって諦めなくて良い。」と言うお話があって、当社でも住宅用に発売したてのストーンパレットなどは正しく同じことが言えるのではと感じて、非常に勇気づけられた次第です。

 

また、5~10年先のテーマについて社内発表会を毎年開催されていて、年ごとに見ると大きな変化は感じないけれども、長い目で見ると発表する方達の考え方や意識が大きく変わっている、との事で継続する事の大切さを改めて感じました。

 

将来をテーマにした発表会、当社では開催する事自体が将来のテーマ!?な様で是非参考にしたい処ですが、足元を見渡すと、ここ数年進めてきた改善活動があるので、いずれ将来のテーマも入れた活動ができると思います。

 

TOTOさんの「トルネード洗浄」や「除菌水」の独自技術も不断の改善から生まれてきたそうです。私達も今できる事をコツコツと積み重ねていくことで、更に新たな石の世界をお客様に提供できる様になるのではないでしょうか。

 

 

2017年 11月