Column

社長の一石

2015. 3月

白大理石の代価石種「メーラホワイト」

数ある大理石の中で、今世界中から求められているのは白大理石でしょう。

アジアでは多くの大都市でどんどん新しいビルが建設されていて、その壁や床に白大理石を使いたいニーズがあるのに、供給が追い付いてない様です。

今や白大理石はどれも希少価値的石種になっていて、高価な石種と言えるでしょう。

 

以前は、高価な白大理石と言えば、タソスホワイトやシベックホワイトでしたがカラーラ(イタリア)で採れる各種の白大理石も本当に手に入れにくい状況です。

 

それらの代わりとなる石種として当社では、以前からベトナム産に力を入れてきましたし最近では、ギリシャのレイヤーホワイト、バルカンホワイトAを開発しています。

 

今、その他代わりの価値がある石種として、もう1つお薦めしたいのが「メーラホワイト」です。

それはミカゲ石ではないですか!? と叱られてしまいそうですが、白大理石と代わりとして、充分その価値を発揮してくれる石だと思いませんか。

墓石に使われる白ミカゲ石の様に黒ゴマを散らした様な雲母が見られず、白地に黒の波模様が大理石らしさを出しています。

 

キッチン周りの写真を見る限り、とても良い雰囲気を醸し出していると思いませんか。

考えてみると今まで大型ビルの外装にしか使用されたことがないので、内装の白大理石の代わり、と言う発想で提案していきたいと思います。

2015年3月