社会と会社
「社会」と「会社」
同じ言葉なのに順番が入れ変わるだけで意味が変わり、日本語って本当に面白いですが、日本語を勉強する外国の人達は大変ですね。
「社会」と「会社」を組み合わせて考えると、まず「不祥事」が頭に浮かびます。
つい先日、ドイツの自動車メーカーの不正ニュースにびっくりしたせいかもしれません。
近年、世間を騒がす会社の不祥事のニュースが増えました。会社規模の大小に関わりなく、社会の要請や期待にきちんと応えていかねばならない時代です。
社会の常識が時代とともに変わっているのに、社内の常識はそのままで、そのギャップが大きく広がっているのに、条件反射的に業務を行なっている。
その結果、不祥事にまで至らなくても、不具合やクレームとして発生する、と言ったことが、世の中ではよく起きているのではないでしょうか。
勿論それは「他山の石」とせず「自社の石!!」と考えていくべき事柄です。
世の中の流れとそれに反する様な社内のやり方の間の溝を埋める努力が今の会社、そして経営者やに求められている時代と言えます。
考えてみると、こういった視点は不祥事につながる「問題解決」だけでなく、経営改善のための「課題」を導き出すためにも重要な視点だと思います。
世の中を鏡として、悪いことを見直すだけでなく、良いことは習うという意味です。
新たなシステムやサービスを見つけだし、社内にフィットさせて導入すること (例えば、新しい通信サービスの利用とか、海外宅急便の新サービスの導入)は、分かり易い例だと思いますが、どんな業務にも当てはまると思います。
世の中の新しい流れを見て、良いものを社内に取り入れる努力 。
何でもかんでも取り入れれば良いというものではありませんが、お客様へのサービス向上、効率的な業務やコストダウンにつながる事なら検討すべきです。
社会と会社、世の中の流れと自分の仕事の流れ、そんな視点も入れて、Sカップ活動(職場改善活動)に取り組んで下さい。
2015年9月