2020. 7. 8
石の仕上 | ビシャン仕上・小叩き仕上 のご紹介
前回は、本磨仕上・水磨仕上・ジェットバーナー(JP)仕上をご紹介しましたが
今回は、ビシャン仕上・小叩き仕上を皆さんにご紹介したいと思います。
ビシャン仕上・小叩き仕上は両仕上とも昔は手作業でしたが、現在はエアーハンマーを使用します。
最近は、中国での加工が可能となり、採用も増えてきています。
目次
1.ビシャン仕上
2.小叩き仕上
3.まとめ
1.ビシャン仕上
ビシャン仕上とは、下の写真のように、逆ピラミッド型の先が尖った群状歯を用いてエアーハンマーで
石の表面をたたき、細かい凹凸をつくって、自然の風合いを出す粗面仕上の事を言います。
名前の由来は英語名 ブッシュ ハンマー(Bush hammer)からされています。
ジェットバーナー(JP)のように火炎をあてる事ができなかった時代は、手加工でビシャン仕上げをしていました。
ジェットバーナー仕上よりも凹凸が少ないですが、防滑性がある為、内装から外装まで幅広く使用できます。
石厚は一般的に40㎜が必要で、御影石(一部の大理石に可)の仕上となります。
2.小叩き仕上
小叩き仕上とは、下の写真のようなエアーハンマーを用いて、平行線状に細かな刻み目をつける粗面の仕上の事を言います。
きめ細かな表情は、自然の風合いを醸し出します。灯篭の仕上などにも良く使われます。
ビシャン仕上と同様、防滑性があり、内装・外装に幅広く使用できます。
石厚は一般的に40㎜が必要で、御影石(一部の大理石に可)に対応可能です。
3.まとめ