日本の石(国産石)って何がある?
目次
1.日本の石(国産石)って?
2.日本の代表的な石
3.まとめ
1.日本の石(国産石)って?
石といえば、イタリア、中国、インド、ブラジルなど世界各国で採掘され日本に輸入されていると思われる方も多いのではないでしょうか。
日本国内でも、昔から各地で御影石などが多く採掘されています。
世界の石とはまた違った魅力がたくさんある「日本の石(国産石)」
日本の石(国産石)は、日本の風土に合う、落ち着いた雰囲気を醸し出すのは間違いなしです。
日本の石(国産石)を使ってみたい!と思う方は、是非、下記をご覧ください。
2.日本の代表的な石
〇万成石(まんなりいし)
岡山県で産出され優しい淡紅色が特徴で通称「桜御影」と呼ばれています。
桜色の淡く柔らかい色の石のイメージなのですが、国内石の中でも特に硬質な石材です。
全国各地の建築物やモニュメント、記念碑、銅像の台座などに多数使われています。
〇大谷石(おおやいし)
栃木県で採掘される凝灰岩です。
大谷石は御影石と比べると軽くて柔らかいため加工しやすいのが特徴で内外装材として幅広く使われています。
耐火性も優れている為、石窯やかまどにも使われることもあります。
施工例→こちらもご覧ください。
〇竜山石(たつやまいし)
兵庫県で採掘される凝灰岩です。「宝殿石」とも呼ばれています。
竜山石は比較的軟質で加工しやすく、青・黄・赤という三種の色合いがあります。
古くから利用されており京都、奈良などの建築物に使われたり、近現代建築物などの壁材にも使用されています。
〇北木石(きたぎいし)
岡山県の瀬戸内海の島の一つで採掘される御影石です。
日本の歴史的建造物などに多く使われ、中でも大阪城の石垣や、靖国神社の大鳥居などに使われているのは有名です。
〇恵那錆石
赤茶色を帯びた御影石で、岐阜県旧恵那郡を中心として採掘されています。
この錆は、御影石に含まれる有色鉱物やアルカリ長石の風化によってできたものです。
〇稲田石(いなだいし)
茨木県で産出される白御影石です。別名「白い貴婦人」とも呼ばれているほど白く気品高い日本を代表する御影石です。
墓石や建築物、東京駅や日本銀行本店などあらゆる分野の建造物に使用されています。
〇十和田石(とわだいし)
〇白河石(しらかわいし)
福島県で採掘される安山岩です。
耐久性も良く、昔から墓石やお城の石垣、灯篭、門柱などに使用されてきました。
現代では、コンクリートとの相性も良いので、公園や広場、建造物等にも使われています。
〇芦野石(あしのいし)
栃木県で採掘される安山岩です。
耐久性、耐熱性に優れていて、吸水率が高く比較的軟質で加工しやすい石材です。
基本的に白っぽい色が多いのですが、青みがかったものや灰褐色のものまであります。
〇庵治石
香川県で採掘される御影石で、品質が非常に優れていて希少価値が高い石です。
水晶とほぼ同等の硬度で、高い耐久性があります。
風化に強く、磨けば磨くほど艶も出ます。
3.まとめ