アトリエ室のご紹介
床に刺さったアイスオブジェ
未活用材を使用してキャッチーなオブジェを制作したい
- Project
オニックスアイスオブジェ
- Client
関ヶ原石材 企画マーケティング室
- Place
東京都港区
- Date
2024年12月
長年活用できずに在庫されていたオニックスにデザインを加えてオブジェに
2024年に開催されたETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2024のブースに、未活用材を使用したオブジェを作るプロジェクト。長年外部に保管されたオニックスを素材の形を生かしたオブジェにして、展示会でご来場の方々に石の魅力を伝える目的での制作です。材料は関ヶ原石材のストックヤードに保管されていたオニックスの小ブロックを使用し、アトリエ室では切断・磨き・穴明加工含めた制作一式を行いました。

展示会のために制作した鮮やかなグリーンのオニックスから制作したオブジェ
大きな石のオブジェはETHICAL DESIGN WEEKを主催する株式会社船場のデザイナーさまよりアイデアをいただき、このアイデアを実現するための部材をストックヤードで探すところから始まりました。エシカルがテーマの企画のため、長年使われずに残っている材料をピックアップしていき、最終的にサイズ感がちょうどよく、透明な質感がアイスのイメージにぴったりなグリーンオニックスの残材を使用することになりました。展示会場までの搬入・設置のことも考えて、100㎏以内の重量にすることもポイントでした。

部材を切断すると中の色がわかります

切断面を磨いていきます

R面をとり外形を整えます

磨く面にマーキングをして磨いていきます
風化した表面を切り落とし、石本来の色を出す
表面が風化してオレンジ色になっていましたが、切断し磨き上げることでオニックス本来の美しい表情が見えてきます。切断するごとに石本来の表情が出てくるところがおもしろく、外形がきまったら柔らかな印象のためのR面を施し、全体をポリッシングしていきます。
最後にアイスの棒を差し込むための穴明加工をおこなって差し込みの位置調整をおこない、オブジェの周りには今回切断した際にのこった部材を細かく砕き、床に刺さった際にくだけた様を表現します

木の差し込み穴をあけます

周りに敷くための端材を手で割っていきます
実際に使用する部材とオーダーを照らして、最適なデザインを実現するようにコミュニケーションをとり、展示会ではとても目を引く石の魅力あふれるオブジェに仕上がりました。展示会では多くの方に触れていただいたり、写真を撮ってもらったりと好評でした。こちらのオブジェは関ヶ原石材のKISEKIギャラリーに設置してあります。ご来場された際は是非見て、触れていただきたいです。
Info
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使用石材
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グリーンオニックス
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産地
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イラン
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石種区分
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オニックス
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加工技術
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切断・ポリッシング・コアドリル加工
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制作職人
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佐藤 久美子